実家・自宅のお片づけ 掲載

介護、お金、片付け、空き家…年末年始に家族で話したい3つのこと

帰省がなかなか難しい昨今、お正月やお盆は親子や家族で話せる貴重な機会です。普段話すことの少ない家族の共通の問題を、軽く話題に出すことによって、有事にそなえるきっかけとなるかもしれません。
おせち料理
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親子で話したい実家の大きな問題は、病気や介護、お金、お家のお片付け、空き家やお墓など多岐に渡ります。

帰省するのが一般的だった年末年始やお盆のは、直近2年で大きく変化しました。

ここ数年はやむを得ず帰省できなかった方も少なくなかったのではないでしょうか。

家族が一堂に会するイベントごとでは、普段口にしない話題が出てくることも少なくありません。

大切な家族との時間をより有意義なものとするため、本当に軽く実家の問題について話題にしてみると、有事に備えられる大きな収穫が得られるかもしれません。

安心を得るための話し合いで、ケンカにならないために

とはいえ、せっかくの楽しい時間がケンカになってしまっては、楽しい気分も台無しです。

まずはじめに、話し合いを円滑に進めるために必要なポイントを押さえておきましょう。

せっかくの年末年始、将来のことを見据えて話し合いをしてみたら、互いにわだかまりが残ってしまって、話題にすることがさらに難しくなってしまうのはもっとも避けなければなりません。

ケンカを避けるには、自分の価値観を押し付けることなく、時間をかけて氷解するようにお話をしていくことが重要です。

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病気や介護について

病気や介護は、生活の質を担保する上で、とても重要です。

そのため、できる限りご両親の要望を知っておきたいポイントです。

「自分はこう思う」という観点で押し付けない、家族での病気や介護への向き合い方を考えるきっかけとなるはずです。

  • もしも介護が必要となったら在宅で介護するのか、それとも施設なのか
  • 親の自宅か、それとも子供自宅か
  • 介護費の管理をどうするのか

といった内容がポイントとなることでしょう。

施設に入所したり、安心できる生活を送るためにプロの手を借りることも検討材料のひとつです。

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「なんとかなる」と場当たり的にはじめて後悔することも

たとえば、今まで一緒に住んでいなかった老親と同居を始めようとすると、うまくいかないことが多かったりします。

都会の狭いマンションに閉じ込められたように感じたりといった精神的な負担を強いることになるかもしれません。

それまで送っていた生活が送れなくなるばかりか、血のつながらない配偶者にとっては大きなストレスになることも考えられます。

事前に予測し、行動しておくことはとても大切だと言えるでしょう。

実家をどうするのか

介護施設への入所などをきっかけとして、実家をどのようにすべきなのかは、非常に頭の痛い問題かもしれません。

実際、2018年の空き家数は849万戸で、30年前から2倍以上に増加しており、一軒家の場合には、空き家の火災や犯罪に利用されるといったリスクがあります。

問題を放置すると住宅としての控除がなくなり、固定資産税が6倍となってしまったり、近隣の方からの損害賠償といったことにもなりかねません。

空き家の場合には、解体して更地にすることで土地を維持できますが、分譲マンションの場合には固定資産税に加えて、管理費と修繕積立金が必要です。

通常、実家のこうした問題に取り組む場合の解決策は「売却」か「賃貸利用も含めた活用」の2択となり、売却を軸に、お考えになる方が多いように感じます。

一戸建てもマンションもスムーズに売却できれば良いのですが、大都市圏以外ではとても難しい場合も少なくありません。

さらに一戸建てに比べマンションは築年数による資産価値の低下が激しく、売れない状況が長く続き、結果として塩漬けとなる可能性もあります。

早めに動き出すため、重要なのが情報を把握することと、信頼できる不動産業者さんとの出会いです。

くわしくは以下の記事をご覧ください。

親の家はどうするべきなのか:相続税以外に注目すべきポイント

実家の片付けを自分でやる場合、半年以上必要なケースも

実家をどうするのかという問題には、実家に残された物品の処遇も含まれます。

実家のお片付けを自分で行う場合には、まとまった時間と人手が必要で、取り組む期間は半年以上必要な場合も少なくありません。

遺品整理を自分でやるとき、実家を片付けるのに必要な時間と費用

仕事の合間を縫って、家庭ごみの収集日も限られ効率的なお片付けができないことも少なくありません。

計画的に進め、必要であれば片付け業者に依頼するなどして解決していくのも選択肢のひとつです。

もしもにそなえるために、準備しておく

地震や自然災害など、もしもに備えて準備する方は増えているようです。

ご両親やご家族のことも例外ではありません。

たとえばお墓。超高齢社会の到来によってお墓を管理できる人が減り、社会問題化しています。

今後、あなたの家族のお墓は誰が管理するのか決まっているでしょうか。

ご実家のお墓を相続・管理する上でご質問の多い3つのポイント

もしものとき、家族で保有する財産はどのようなものがあるのか把握しているでしょうか。

終活における財産目録作成のメリット4点と具体的な書き方

このように、考えるべきことは山ほどあります。

信頼できる情報源と、シミュレーション

加えて深刻なのが親世代と子ども世代で認識が異なっていることと、認識のズレに対しての改善・解決策を子ども世代が適切に持っていないケースが多いことです。

多くは知識や経験不足からくるものかもしれません。核家族化した昨今では無理もないことでしょう。

離れて暮らす子ども世代によってご実家をどのようにすべきなのか、そして具体的にどのような方法が存在するのかといった情報は、法改正に対応しておらず古かったり、とても偏ったものが多く信憑性のないものも少なくありません。

そこで重要なのが、しっかりとした情報を受け取れる士業の方や、日頃から情報をある程度キャッチアップしておくことと言えるでしょう。

そして、自分自身や家族へ置き換えた時に、どのようにすべきなのかをシミュレーションしてみると、先に問題を予見できるかもしれません。

メモ書き程度に書き出してみるだけでも、必ず聞いておかなければいけないポイントが見つかるかもしれません。

まとめ

年末年始に、家族全員ではなくとも顔を合わせて会話をする時間がある方も多いはずです。

時間的にゆとりのある年末年始やお盆など家族で集まった時に、普段話題にしにくい会話を少しでも行えると、日々の生活の中で考えるきっかけとなるかもしれません。

遺品整理や生前整理を日々お客様のもとで行なっていると、準備の大切さを痛感する出来事に数多く出会います。

ゼロリスクは不可能ですし、何より完璧を求めると疲れてしまいます。

自分たち家族にとってどうしても必要で、押さえておきたいポイントについてかんたんに話を切り出すことから、有事の際の備えは始まるかもしれません。

後悔のないように聞くことは決してタブーではなく、むしろご家族にとって有益です。

この記事が、年末年始をご家族で過ごされる方へ話題への一助となれば幸いです。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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