空き家・ゴミ屋敷 掲載

空き家の片付けを考えている方に伝えたい3つの解決策と必要な費用

空き家の整理やお片付けをお考えの方にお伝えしたい空き家を取り巻く周辺事情と、解決策や具体的な方法をご紹介いたします。
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「両親の面影を感じ、なかなか遺品整理ができない」「形見の品がたくさんあるため、そのままにしておきたい」と、空き家となった実家の整理に着手できていない方は意外と多い印象です。

自宅が空き家になるという出来事は、一般的に、一人暮らしの高齢者が入院や施設入所、死亡すると同時に発生し、時間の経過と共にリスクが増大します。

とくに深刻なリスクをはらんでいるのが、郊外の一軒家です。

一般に、空き家についての解決策は維持する、売却する、活用する(賃貸・自分が住む)といった3つの方法です。

空き家をそのまま放置すると思わぬリスクが存在します。

無理のない範囲で熟考し、早期の段階で方向性だけでも家族で決めておかれることをオススメします。

空き家を継続して維持するのは想像を絶する大変さ

私たちお客様の中にも、実家の維持を行おうと決意して維持されている方がいらっしゃいます。

しかしながら、私たちから見ても、空き家の維持は想像を絶する大変さとなる場合が多いように感じます。

事実、1週間も空気の入れ替えをしないでいると、入った瞬間から異臭がするようになります。

この異臭をを防ぐため、2日に1日は実家の窓という窓をすべて開け放って換気を行わなければなりません。

しかし郊外の場合、開け放っている間に短時間でも家を離れてしまうとハクビシンやコウモリ、羽蟻などの害虫が空気とともに家屋に侵入することとなります。

知らない間に、シロアリに侵食され、気づいた時には倒壊の危険が生じるというケースもあることでしょう。

お客様の中にも、維持しようと思って3年間は我慢したけれど、もうどうにもならないから…と相談をいただくこともございます。

極めて難しいことではありますが、なるべく早期の判断が望まれるのです。

空き家を維持するために必要な費用

家屋を維持する場合には、瓦や外壁の交換といった修繕費費用や固定資産税などすべて合わせて年間20〜50万の拠出が必要になります。

仮に年間40万円程度と試算すると、5年間で200万円。無視できない金額であることは間違いありません。

土地付きの一戸建てを相続する場合に必要な経費について「土地つき一戸建てを相続する前に知っておきたいお金のこと」にて試算とともにくわしくご紹介しております。

空き家の維持をしない場合には、売却か賃貸か。

続いて、実家の維持を諦めたとして、残された道は売却か賃貸という選択肢が出てきます。それぞれについて見て行きましょう。

なお、実家についての対策や考えられるリスクなどについて「親の家はどうするべきなのか:相続税以外に注目すべきポイント」をご覧ください。

空き家を賃貸物件とする

実家を賃貸物件にする場合には、法的に持ち主に修繕義務が発生します。

また、築年数が数十年を超える家の場合には、相場より安い金額で貸し出すことになるため、修繕義務を考慮すると、とても収益が少なくなる可能性を孕んでいます。

この点について、詳しい情報をお求めの方は、お近くの信頼できる不動産屋さんにお願いするべきでしょう。

空き家管理代行やマッチングサイトという解

不動産屋さんや工務店によっては、さまざまな条件はございますが、これをクリアすることによって月に数千円で空き家の管理代行を行っていただけるサービスもあるようです。こうしたサービスを利用して、維持をしていくということも検討されると良いかもしれません。

しかし維持する場合には、やはり固定資産税などの拠出は必要になるでしょう。

そのほか、空き家バンクなどのように、空き家の有効活用するためのマッチングを行うウェブサイトも増えており、専門家の協力を得ながらこうした新たな手段を活用するのも選択肢のひとつとなることでしょう。

空き家問題の解決法は、売却となることが多い

空き家問題を真剣に検討すればするほど、売却という選択肢は拭いきれないものになっていきます。

とくに、上述したような理由により、年間で相当額の金額を払って維持するメリットよりも、売却によるメリットの方が大きいと判断されるお客様がいらっしゃるためです。

利益を度外視して、売れる状況で売り抜くという姿勢が求められるとは思いますが、リスクを孕んだ自分での維持よりも負担は軽減されるのかもしれません。

どんなに郊外でも、田舎でも、価格が安ければ買い手が付くことも多いといいます。

また、近年の「古民家」ブームで喫茶店を経営したい、という買い手が付くこともあるようです。

実際に昭和初期の雰囲気や朝の連続テレビ小説の影響なども相まって1970〜80年代の懐かしさ、良さを感じたいというニーズも増加傾向にあるといいます。

それほど、リフォーム済みが売却時に重要視される時代ではなくなってきている側面もあるのかもしれません。

空き家の売却をお考えの方に必ず知っておいていただきたい情報は「空き家売却を考える人は2割弱。売却を成功させるポイント」にてご紹介しております。空き家の売却をお考えの方は是非一度お目通しください。

空き家を解体する場合に気をつけたいこと

空き家を維持しない選択肢として「解体する」という手段をお考えの方もいらっしゃることでしょう。

しかしながら、ご実家の解体に必要な金額は最低100万円程度であり、補助金などが受け取れるケースなどでない限り、想像以上の出費となるケースもあります。

そのため、空き家を解体しようと考えている場合も、まず家を建てたまま買い手を探すべきだと言えるでしょう。

土地の買い手を見つける前に解体を進めてしまうと、年明けから固定資産税が高額になってしまう、といったケースがあるからです。

解体する場合には、しっかりとした目的を定め、可能な限り専門家の協力を得ながら計画的に進めることをオススメいたします。

空き家の整理に必要な「片付け作業」

ここまでご紹介した売却や賃貸利用など、どのようなケースでも必要となってくるのが、お片付け作業です。

空き家の整理に必要な片付け作業は、家族や親族などの協力を得て自分たちで整理を行う方法と、業者に依頼する2択となることでしょう。根気よく続けることで完了させることも可能です。

しかしながら、ご自身で行う場合にはまとまった時間が必要となるだけではなく、ケガなどのリスクに十分注意してください。

作業する空き家とご自身の住んでいる地域が離れている場合や、残されている物量が非常に多い場合、すでに解体や売却を決意されている時には、業者に依頼する方もいらっしゃることでしょう。

解体、遺品整理など、それぞれの作業を複数の別業者に依頼すると高額な料金となってしまうケースがあります。

そのため、信頼できる業者さんにワンストップで依頼し、経費を圧縮させ、費用対効果の高い片付け作業を実現できる場合もあります。

得意とする作業は業者によって異なるケースが多いため、信頼できる業者さんに依頼すると良いでしょう。

なお私たちでも解体や売却まで含めたワンストップでのご相談(無料)を承ることが可能です。

空き家の整理に必要な片付け作業とは

空き家の整理に必要なお片付け作業は、遺品整理や生前整理と大きく変わることはありません。

しかしながら、建物に負担がかかっていたり、経年変化による損傷が激しい場合には、慎重な作業が要求されるケースもあります。

こうしたデリケートな物件での作業は、各業者の経験に直結する部分です。

そのため、最低でも3社以上の相見積もりを取得して、業者に質問を行いながら具体的な作業方針を決めていくのが良いでしょう。

空き家の整理の費用について

業者に空き家整理を依頼した場合の費用については、遺品整理などの費用相場と大きな違いはないと考えていただいて良いでしょう。

空き家整理に必要な費用は、ご遺品の量+スタッフの人件費+搬出経路や処分費用に加えて、オプション作業の費用によって決まります。

具体的な料金相場を表にまとめると、以下のようになります。

間取り料金相場(目安費用)作業人数作業時間
1R・1K¥ 25,000〜100,000(4万円)1〜3名1〜3時間
1DK¥ 40,000~130,000(6万円)2〜3名2〜4時間
1LDK¥ 60,000~200,000(7万円)3〜4名2〜6時間
2DK¥ 80,000~240,000(10万円)3〜5名4~6時間
2LDK¥ 100,000~300,000(15万円)3〜6名6~8時間
3DK¥ 150,000~440,000(21万円)3〜7名1日(4時間)~2日
3LDK¥ 180,000~500,000(23万円)4〜8名1日(5時間)~2日
4LDK以上¥ 220,000~600,000(33万円)4〜10名1日(6時間)~2日

※上記表は2020年1月8日〜2020年12月31日までに当社にご依頼いただいた方を間取り別に加重平均にて算出し、そのほか全国の遺品整理企業様23社のウェブサイトで料金相場として掲載されている金額を総合的に判断して目安費用を算出しています。必ずしもこの金額の範囲に収まらない可能性があることをご了承ください。なお、算出方法についてのデータ公表は致しかねます。
もう迷わない。遺品整理の相場と費用の目安を間取り別で知る。

なお、当社の作業のビフォーアフターなど実例については「参考事例」をご覧ください。私たちの空き家に関しての作業は「空き家の片付け」にてご紹介しております。

上記はあくまでも相場であり目安です。空き家整理の場合、業者によってオプション作業の費用内訳が異なる場合もあるので注意しましょう。

空き家の整理を行う場合には、存在する物品を買取やリサイクルするなどして料金から割引できるサービスを提供している業者も存在します。くわしくは「買取・リサイクルする場合に注意したい3ポイント」にてご紹介しております。

なお、これらはあくまでも空き家のお片付けの費用相場であり、上記金額以外にも目的に応じてリフォームや解体費用が必要となる場合があることに注意してください。

空き家の整理後に向けてトータルでの計画が必須です。

ここまで具体的なリスクや必要な費用(片付け作業のみ)について見てきました。

ご両親の実家であることを考え、なるべくなら維持したいと思っていらっしゃる方が多い中でも、金銭的な負担や今後を踏まえて新たな方向性を考えている方もいらっしゃるかもしれません。

もっとも重要なのは「目的を持った解決策」を探すことです。

どうしたら納得できる結果を得ることができるのかをご自身でよくお考えの上で専門家の協力を得ながら計画的に進めていただきたいと思います。

今回は、お片付け専門企業としてお片付けの相場をお知らせしました。

これら以外にもリフォームや解体料金といった出費となるケースもあります。また地方自治体によっては解体やリフォームで補助金をいただけるケースもあるかもしれません。

インターネットで一次情報を入手しやすい現在においては、まず妥協なく情報を探していただきたいと思います。

この記事が、その一助となれば嬉しいです。

まとめ

今回はご実家などが空き家となった場合のリスクと、解決策、空き家を片付けるための費用相場についてご紹介しました。

ご紹介したように、実家が戸建ての場合には、売却、賃貸、維持・活用という3つの解決策になることでしょう。

少しでも放置して「空き家状態」としてしまうと思わぬトラブルを招きかねません。

もちろん、詳しい内容については、信頼できる専門家(士業の方・不動産会社の担当者・お片付けの企業)にお願いしておくと良いかもしれません。ご自身にとっての最適解を探す一助となれば幸いです。

最後までお読みいただいてありがとうございました。