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遺品整理サービスを比較して価格と品質で最適な業者を見つける方法

あなたにとって良い遺品整理業者を選ぶために重要なポイントだけに絞ってお伝えします。
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遺品整理を業者に依頼する場合、誰もが良い遺品整理業者に依頼したいとお考えになることでしょう。

そして、きちんとした遺品整理業者に依頼したいと考える一方で、費用を安く抑えたいとお考えの方も少なくないはず。

業者によって方法が異なる場合も多く、どのポイントで比較したら良いのかお悩みの方も多いことでしょう。

遺品整理サービスを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。

まずは、あなたの地域で利用可能な遺品整理サービス業者の比較から始めましょう。次に、それぞれの業者が提供するサービスの内容、料金体系、評判や口コミ、対応の速さ、専門性などを詳細に分析します。

これらの中でも今回は、遺品整理の業者を比較するとき、どのようなポイントで判断したら良いのかを3つのポイントに絞ってご紹介します。

  • 安さなど価格で決めるのは得策ではない。
  • 比較すべきなのは、料金ではなくサービスのちがい。
  • 納得できる業者を見つける上でもっとも重要なのは「信頼」

以下、項目ごとに見ていきます。

なお、以下では触れませんが大前提として、見積もり時の応対など、業者としてお客様に不快な思いをさせる業者には依頼すべきではありません。

遺品整理の価格の安さなど、比較の理由を料金にするのは得策ではありません。

価格については、以下のポイントが最重要ポイントです。

  • 明瞭な料金体系であるか。追加料金が発生する可能性はあるか。
  • 予算に合わせたプランの提案が可能か。

遺品整理を業者へ依頼するときに、もっとも気になるのは、やはり料金でしょう。

業者のホームページにも料金は記載されています。

たとえばワンルームなら30,000円など間取りによって価格が示されていますので、ホームページの内容にしたがって予算を考えれば大丈夫と思いがちです。

しかしながら、その料金は「目安の料金」の場合が多く、実際とは違うことがあります。

たとえば、引っ越し屋さんもホームページに料金を掲載しています。しかし、実際には現地でしっかり部屋の様子などを見て、見積もりを行います。

同じ2DKでも家具や生活用品の物量、また搬出状況などによってトラックの大きさや台数、スタッフの人員数も変わってくるため、それに伴って料金も変わります。
引っ越し屋さんは、そのことをよく知っているので、現地での見積もりをしっかりと行う訳です。

遺品整理も、引っ越しの例と同様だと考えていただいて差し支えありません。

ホームページの料金が安いからと言って現地に業者を呼ばずに即決するのは、賢い方法ではありません。

もう迷わない。遺品整理の相場と費用の目安を間取り別で知る。

遺品整理は追加請求もあるので、安さだけで決めるのは危ないことも。

もし業者が「この料金で大丈夫ですよ」と言っても「この料金でできる範囲の遺品整理が完了する」という意味だけの場合があります。

価格面や明細など具体的な料金のことに触れていなければ、追加料金が発生するかもしれません。

遺品整理はいったん着手すると、そのまま最後までお願いすることになりがちです。

そのため、作業を始めたら業者の言いなりになってしまうこともあるでしょう。

悪徳業者の言いなりにならないよう、現地での見積もりの後に追加料金が発生しないか、必ず確認することが必要です。

料金の安さだけで決めると、当然と思っていたことが行われなかったり、さまざまなオプション料金に悩まされたりすることになるかもしれません。

中には、問い合わせはウェブサイトのみで完結し、現地を見ることなく作業を始め、最終的に高額なオプション費用を請求されるというような事例もあるようですから、注意が必要です。

必ず訪問した上での見積もりをお願いするべきでしょう。

👉悪徳業者の根絶を:国民生活センターに多数報告されるトラブル

地域密着型の業者に依頼するメリット

業者とのトラブルを避けるため、顔が見え、所在地がはっきりしている地域密着型の遺品整理業者に依頼するのが良いかも知れません。

地元ならではの事情にも精通しており、また近さという点もメリットになります。

もし物量が多くてトラックに積みきれなくても、予備のトラックをすぐに手配したり、予備人員の手配なども融通が利くかもしれません。

また、万が一トラブルとなってしまった場合にも、近隣の方が直接やりとりを行うことができるからです。

費用対効果を考えると、エリアを限定していたり、地元の業者に依頼するのも有力な選択肢のひとつです。

まず比較すべきは料金の違いよりもサービスの細かな違い

あなたが納得できる遺品整理になるかどうかは、業者による細かな配慮や技術力の積み重ねが大きく関係してきます。

たとえば「形見分けの品」を選別したり、仕分けるのを業者に手伝ってもらえるのでしょうか。

形見分けは通常故人が愛用されていた品や、身につけていたものなどを手に取って親族同士で要不要や、誰が引き取るのかなどの判断をすることです。内容は、釣り竿や裁縫箱、腕時計など多岐にわたるでしょう。

あなたが依頼しようとしているのは、細かな要望を、めんどくさがらずに聞いてくれる業者でしょうか?

遺品整理では基本的に、すべてを片付けなければならない状況であることがほとんです。

しかしながら、作業当日に遺品整理の業者に聞くと・・・

  • 庭にあるものは片付けられない
  • 物置は別料金です
  • 消火器は持っていけない

などと条件つきの作業を言い渡された経験がある方もいらっしゃることでしょう。

さらに、お客様から要求のない限り、段ボールに条件の範囲内で物品をひとまとめにして、引き取っていく不用品回収業者のような企業もあるようです。

では、あなたが形見分けしたいと考えているこの場合に、多数の物品を、きちんと探し出して残してもらえるでしょうか?

しっかりとした業者であれば、もちろん対応していただけますし、不可能な場合にはわかりやすく理由を含めた説明をしてくださるはずです。

しかし、作業の効率が悪くなることを嫌って、遠回しに断られたというお客様に出会ったこともございます。

業者は実際の遺品整理現場を確認することで、さまざまなことを把握し、理解している

品質の高い遺品整理を行うためには、現地での確認がもっとも重要です。

経験を積んだ信頼ある遺品整理士は、あなたが気付かないことも、現地で確認できるからです。

遺品整理士はご要望の最終状態を頭に描きながら依頼人と話を進めて、滞りなく事が運ぶように段取りを考え、見積もりを行います。

見積もりは料金だけではありません。

形見分けや整理分別、搬出や運搬、またその段取りや料金も含めたものが見積もりです。

経験を積んだ遺品整理士なら、こうした事も含んで見積もります。

よほどのことがない限り、見積もり料金が変わることはありません。

目の届かない所まで気を配ることを、遺品整理士は心がけているのです。

必要な作業が満足に反映されているかどうかなどを必ず確認しながら見積書を確認しましょう。

遺品整理業者の見積もり:見積書の見方を知ってトラブルを未然に防ぐ

見積もりに来た担当者が作業当日も指揮を取れる専任制とは?

見積もりに来た担当者が、作業当日も現地で作業の指揮をとることを「担当者専任制」と言ったりします。

見積もりを依頼する場合には、見積もり担当者が専任で作業当日まで話を聞いてくれるような業者に依頼すべきだと言えるでしょう。

担当者が当日に不在だと、見積もりの時に言った言わないの問題が発生することだってあります。

また、スタッフ間で申し送りが不十分な場合も考えられます。

担当者が現地にいれば、そのような問題もその場で解決に至ります。

👉20年以上の経験でわかった遺品整理当日に注意したい5つのポイント

信頼できる業者に依頼するために重要な「信頼」

ここまでご紹介したように「遺品整理業者の料金比較サイト」などで料金を調べて依頼すれば、納得のいく遺品整理ができるかというと、残念ながらそうとは限らないのが実情です。

インターネットの情報はまさに玉石混淆であり、信頼できる情報だけではなく、人を陥れようとしているような文章も残念ながら存在します。

情報発信が簡単になった現在では、誰かがものを言う時、自分のポジションに有利な発言をしてしまいがちでしょう。

しかしながら、クチコミは容易に改ざんできるケースも考えられますし、そのほかポジショントークとなってしまっている情報はたくさん存在しています。

すべてを鵜呑みにできるわけではありませんが、改めて意識していただきたいポイントのひとつです。

その業者が信頼できるか、本当のところは、実際に会って話を聞くだけではなく、作業が終わるまでわからないかも知れません。

しかし、故人とあなたをつなぐ、大切な遺品整理を数多くこなしてきた業者かどうか、そしてあなたの思い通りの作業を実現してくれるかどうかは、業者と話してみると判断のつく可能性がぐんと高まります。

最近はインターネットで完結型の見積もりサービスなども増加していますが、やはり納得ずくで作業を依頼するためには、実際の業者による相見積もりが重要でしょう。

アフターフォローも考慮したい。

  • サービス後のフォロー体制は充実しているか。
  • トラブル発生時の対応策はあるか。

遺品整理はお部屋を片付けるだけと捉えがちですが、作業完了後のアフターフォローも重要なポイントになってきます。

たとえば、作業完了後、どこに何が保管されていたかを質問したくなることがあるかもしれません。また、作業中には気づかなかったトラブルに見舞われることがあるかもしれません。

このような不測の事態や、アフターフォローまで考えたサービスとなっているのかを事前にしっかりと調査しておきましょう。

探し方:まずはリストアップ

具体的な業者の選定を行っていきます。

まずは、ご自身の地域で活動している遺品整理サービス業者のリストアップが必要です。

地元の業者だけでなく、大手のサービス業者も視野に入れると良いでしょう。

インターネットでの検索や地域の自治体、友人・知人からの推薦も参考になります。

次に、それぞれの業者に対して、今回解説したポイントを基に詳細な調査を行います。

ウェブサイトの情報を確認するだけでなく、直接問い合わせを行って、サービス内容の詳細、見積もりの依頼、質問への回答などを通じて、各業者の対応を比較しましょう。

最後に、複数の業者から得た情報を比較検討し、最も信頼性が高く、自分のニーズに合った業者を選びます。

ポイントは、それぞれの業者が提供するサービスの内容、料金体系、評判や口コミ、対応の速さ、専門性などを詳細に分析することです。

料金だけで比較することなく、必ず相見積もりをとって最適な計画を練りましょう。

この記事が、業者を料金で比較していらっしゃる方への一助となれば幸いです。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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