遺品整理 掲載 更新

遺品整理や生前整理の価格と最適な業者を知るためのヒント

お片づけをお考えの方に対して、全体像と簡単で手軽にできる価格の把握方法まで、家を片付けるための準備をして、最終的に納得できる価格を得るために役立ついくつかの簡単なヒントをご紹介します。
片付いた部屋とお見積書の画像
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
  • Pocket

最適な価格を得るための考え方とポイント

適切な片付け業者を探す労力を惜しまない

やる気と実力があり、提携している業者が多く、地元の慣例や住環境の専門家である片付け業者と協力することで、片付けの価格を現実的に決めることができます。

あなたの目標と優先順位をよく理解している担当者、理想はあなたと同じような家をこれまでに何度も片付けてきた経験を持つ人を選ぶと良いでしょう。

経験は知識に勝ります。

👉この項目についてさらに深掘りしたい方は「遺品整理業者の選び方:もし私が業者に依頼するならこうする。」をご覧ください。

実家の整理には目的が必ず存在するはずです。

あなたが将来、実家に住むことを考えていたり、売却や解体を考えている場合、実家に潜む問題が可視化されます。これが、実家の整理の目的です。

実家を整理した後に何を達成したいかで、実家の整理の方法や金額も変化します。

業者は通常、残されているもの(残置物)の仕分けと査定、搬出、処分といった作業を合わせた金額を提示しています。

当然、これらにリフォームや市役所等への事務手続き、不動産の売却についての料金は含まれていません。

業者と一緒に実家の課題を解決する場合も、自分で実家の整理に当たる場合も、実家の整理とその後に期待する結果など全体的に考えましょう。

その上で、自分にとって優先すべき課題と、そうでない課題を把握することで、目的はより明確になるはずです。

👉この項目についてさらに深掘りしたい方は「実家の整理を成功させるために必要な計画の立て方」をご覧ください。

実家についての課題を明確にする。

遺品整理や生前整理など表現の違いはあるものの、本質はお片づけ作業です。

あなたがこれまで解決を先延ばしにしてきたことや、延期してきたことがあるのなら、その問題を解決するために何ができるのかを考えるのに、実家を片付けるのはいい機会となります。

遺品整理の場合には、実家の売却や解体、ご遺品の買取やリサイクルといった売れるものについての検討などがそれに当たるかもしれません。

また、生前整理の場合には、入居する老人ホームを探すといったケースもあることでしょう。

あなたに実家の整理を完了させる前に行っておきたい課題がある場合には、早い段階で必要になる弁護士さんや司法書士さんといった専門家や、業者などをリストアップしておくと良いでしょう。

業者に依頼する場合には相見積もりを行う。

業者の選定には、第一印象が大きな決め手となります。

そのため、複数の業者と相見積もりを取ることをオススメしています。

あなたが価格を優先して実家の片付けを行いたい場合には「みんなの遺品整理」や「くらしのマーケット」なども見ているかもしれません。しかし、価格比較サイトだけはわからないことがとても多いのです。

実際に見積もりを取ることで、業者がアピールするポイントは驚くほど異なることを体感することになることでしょう。実際にあってみることで、あなたも気づかなかった非常に細かなポイントまで気付く担当者もいるからです。

ひょっとしたら、手軽さとあなたの納得感はトレードオフの関係性にあるのかもしれません。

👉この項目についてさらに深掘りしたい方は「遺品整理業者の見積もり:見積書の見方を知ってトラブルを未然に防ぐ」をご覧ください。

価格を決定づけるもっとも大きな要素は物量。

あなたの実家にはどれくらいの物がありますか?

あなたが実家の見積もりを業者へ依頼する前に、実家の物量を相対的に比較したくなるかもしれません。

そんな時に、たとえば私たちの「参考事例」のように物量で価格を比較する項目を探すと良いでしょう。

もしも、ご自身で実家の物量を減らし、業者の見積額を抑えるためにできる手頃な方法がある場合には、検討してみると良いでしょう。

たとえば、実家の物量をリストアップするなどして把握したり、無理のない範囲で粗大ゴミに出すなどの方法です。

少ない労力で物量を減らしたりする良いアイディアがある場合、自力で取り組んでみると全体的な価格を下げる手立てが見つかるかもしれません。

👉この項目についてさらに深掘りしたい方は「遺品整理にかかる費用内訳と料金交渉可能なポイントについて」をご覧ください。

実家の整理のタイミングを検討する

もしも片付けなければならない期日が曖昧で、余裕のある場合には、可能であれば業者の閑散期を選んで依頼をすると、あなたの要求を業者の作業に反映させやすくなるかもしれません。

たとえば、遺品整理などについての価格は、一年を通して変化しないことが一般的ですが、それぞれの業者によて繁忙期が存在します。

経験上、1〜2月が閑散期となる業者が多いように感じます。

その逆に繁忙期となるのは、3〜4月です。これには理由があります。

私たちのような遺品整理専門企業ではなく、不用品回収業者や買取業者が第2のサービスとして遺品整理を提供しているケースも増加しています。

不用品回収業者の繁忙期は、引越しシーズンと同じ3〜4月や9月だと言います。

業者さんの混み具合についての情報を得ておくと、見積もりの予約が取りやすかったり、即日で対応していただけたり、日程を相談しやすくなります。

価格と最適な業者を見つけるためのステップ

最後に、良い結果を得るために必要な価格と、納得できる整理を実現してくれる業者を見つけるためのステップをご紹介します。

  • 実家の整理の目的を明確にします。(リフォーム・売却・解体など先々のことも含めて考えることをオススメします)
  • なぜ実家の整理を行う必要があるのかを確認しておきます。(親族との話し合いも行なっておくと安心です)
  • いつ頃までに片付けを完了させたいか決めます。
  • 家の中にどれくらいの物量が存在するかを事前に把握しておくと安心です。
  • 業者を利用するのか、自分たちで実行するのかを決断しましょう。
  • 業者を利用する場合、無理のない範囲で物品を減らすことができれば、見積もり価格を抑えることができるかもしれません。
  • 業者を利用する場合には、必ず相見積もりを行い、価格の安さだけで決めないようにしましょう。
  • 片付け業者に、どんな要望も臆することなく伝え、適切なアドバイスを受けられるようにしましょう。
  • 見積もり時に買取ができそうなものを査定してもらい、正確な金額を教えてもらえるように手配しましょう。心配なら、ご自身で買取業者を手配するのもひとつの方法です。

価格と最適な業者を見つけるために重要なのは「あなたと一緒に家の片付けを行う」という意識のある業者に依頼することです。

あなたの協力して、一緒に課題を解決していく業者と出会うことで、納得できるお部屋の整理の価格もついてくることでしょう。

この記事が、お片づけの業者やお片づけの価格に悩む方への一助となれば幸いです。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。