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孤独死を防ぐための対策:突然死の起こる時期

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近年大物俳優と呼ばれる方の急逝の報を伝え聞きます。

2018年2月には、大杉漣さんがお亡くなりになり、2017年12月8日には、野村沙知代さんがお亡くなりになりました。

昭和という時代に生まれ平成を一線で生きた有名人の方が亡くなるニュースを目にすると、時代の変遷と自らが年齢を重ねている事実を否が応でも実感してしまいます。

誰もが必ず経験する「死」。これを図らずもお一人で迎えてしまう方がいらっしゃいます。

近年非常に話題とされることの多い「孤独死」そのリスクは、常にあなた自身の周りに潜んでいます。

突然死という様々なリスクが孤独死の引き金に

公益財団法人「日本心臓財団」では、「虚血性心疾患とは」という項目で

心臓は1日に約10万回も収縮・拡張を繰り返し、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。この収縮・拡張する心臓の筋肉(心筋)に、酸素や栄養を含む血液を送り込んでいるのが、心臓の周りを通っている冠動脈という血管です。

虚血性心疾患とは、この冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなったり、閉塞したりして心筋に血液がいかなくなること(心筋虚血)で起こる疾患です。

以上のように紹介しています。

野村沙知代さんは、生前、「胸のあたりが痛む」というお話を夫である野村克也さんに伝えていたようですので、早い処置が可能ではなかったのか、と思うと胸が痛みます。

また、大杉漣さんが、亡くなる直前ホテルで強い痛みに襲われたものは「放散痛」とよばれるものであったのではないか、という報道も出ています。

体調へのリスク管理は、日ごろからのケアが最も大切であることは言うまでもありませんので、心配事があったら、あなた自身も早めにお医者様に見ていただくことを強くお勧めいたします。

突然死のリスクが高まる夏と冬:孤独死を迎えられる方も比例します

心臓や脳など、致命的な症状が出てしまうと、一人ではどうすることもできません。

野村さん夫妻のように、家族として同居しているならまだしも、遠方で暮らすご老人が現代社会ではとても多くなってきています。

環境の影響に左右されやすいご高齢の方が、体調を崩されるのは、夏や冬。特に、夏の時期、最も多く、問題となっているのは「熱中症」です。

2017年のように涼しい日が続き、梅雨時期からいきなり猛暑日が増えてくる6月以降、熱中症による孤独死も増加していきます。

非常に生生しい話になるのですが、急な温度変化で睡眠時に寝汗を大量にかいた上で脱水症状になり、起きられないまま、布団の上で静かに亡くなられるという方が非常に多いと言われています。

ご自身の大切な家族が、こんな形で亡くなられたらと思うと、本当にいたたまれない気持ちになります。

また、冬場の時期は、部屋との温度差が5℃以上となる場合、急激な温度変化に伴う激しい血圧変動、いわゆる「ヒートショック」に見舞われ、狭心症や心筋梗塞などの原因となることもございます。

入浴中や入浴の前後でお亡くなりになり、発見の際には裸のまま横になっていらっしゃるというケースもございます。

穏やかに家族に看取られながら天国へ旅立つという当たり前であったことができない時代となってきたという事実を私たちは今一度再認識せざるを得ません。

いつまでもあると思うな親と金。

日本が正月やお盆という節目を作り、都度、親元に訪れる機会を作っていることはとても美しいことなのではないでしょうか。

私たち遺品整理業者も、「特殊清掃」と呼ばれる作業などで「孤独死」を迎えられた現場を任されることが多いです。胸を痛める状況でお亡くなりになる方がほとんどです。

「孤独死」という現場を目の当たりにするからこそ、皆様にこの問題について、ご家族の方とお話いただきたい、その思いから、ブログ記事として公開いたしました。

こうしたお話合いのなかで、生前にいろいろな決め事をされたいという、あなたのご両親もいらっしゃるのではないでしょうか。

遺品整理業者では、生前整理という形で入院に伴う実家のお片付け、ご高齢となりお片付けが難しくなられている方の清掃業務などについてもご相談を賜っております。

お心当たりの方は、お近くの遺品整理業者にご相談されてみてはいかがでしょうか。

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