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散らからない部屋作り:大掃除で実現する効率的な収納と日常習慣

大掃除を機に汚さない習慣を作る方法をご紹介いたします。生活する人の動線を意識した収納を意識しながら大掃除を行うことで、散らかりにくいお家を作ることが可能です。
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この記事のポイント

  • 大掃除を利用して散らからない部屋を作るための2つの重要なポイント。
  • 生活する人の動線を考慮した収納方法の重要性。
  • 日常の習慣を改善して掃除がしやすい環境を作る方法。

今年も大掃除をお考えの方は多いことでしょう。

掃除を習慣として徹底させたり、気持ちよく生活する上で、掃除がなくてはならないものであることは、みなさんがご存知の通りです。

遺品整理を行う私たちにとってもそれは同じことであり、またプロとして常に意識していることでもあります。

掃除は、自分の生活水準を今よりもずっとあげることができるだけでなく、自分の気の持ちようにも大きく影響します。

今回は、掃除のプロとして私たちが普段から意識して取り組んでいる掃除についてのポイントをご紹介します。

大掃除の基本的なポイント

大掃除では、片付けを始める前に順番など方法を考えておくのが肝要です。

とくに、汚れだけでなく部屋の整理整頓も含める場合には事前の計画が重要な意味を持ちます。

各部屋やそのクローゼットなど、何をどのように片付けるかを明確にできれば、作業時間は大幅に短縮できます。

その際、不要なものが出てきたら、以下記事のようになるべく仕分けを行いながら可能な限りものを減らすように心がけてみると良いかもしれません。

物を捨てる基準を3つに変えると整理はとても簡単になる。

ものを減らす理由ですが、単に散らから内容にするだけではありません。

不要とまでは言えなくても、毎日使うものではないような物品は収納することになりますが、この時、収納スペースが足りなくなるのを防ぐためです。

本質的には家に存在するあらゆるものを把握した上で行うと見違えるような掃除と収納が可能ですが、時間や労力を考えると現実的ではありません。

このように、掃除や整理をする順番を考えることで効率的な片付けを行うことができるのです。

さらに、今回ご紹介する考え方を利用して再び散らかりづらい部屋を作ることもできることでしょう。

大掃除を行う上で大事なこと

大掃除を行う場合には方法論についての内容になりがちです。

とりわけ、汚れの種類や素材に応じた掃除方法については、どのような書籍などを見ても当然のように登場します。

たとえば、油汚れ、水垢、カビなど異なる種類の汚れにはそれぞれ効果的な掃除剤や方法です。

さらに適切な掃除用具の選び方とその使い方も、効率的な大掃除に不可欠な要素として紹介されていることでしょう。

しかし、大掃除の意義を考えるとこれらの方法論を考えるだけでは十分ではありません。

大掃除を行う上でもっとも大切なことは「再び汚してしまうような環境を作らない」ことなのです。

再び汚してしまうような環境を作らないためのポイントは、2つです。

  1. 生活する人の動線を意識した収納をする
  2. 大掃除を機に汚さない習慣を身につける

再び汚してしまうお家を作らない動線を意識した収納

いわゆるゴミ屋敷や、動くことが難しくなって万年床の周り、手の届くところに食品やテレビのリモコン、電子レンジ、さらには洗面器が置いてあるという光景はとてもよく目にします。

なぜ物が溢れてしまい、片付かないのか。その理由は、普段生活している方の動線を意識していないからなのです。

たとえば、帰宅してから洗面所で手洗いうがいをした後、キッチンの冷蔵庫でお酒を取り出してソファーに座りながらテレビのリモコンをつけ、テレビを見ながらまったりする、という動線を想像してみてください。

これが会社帰りのあなたの行動だったらどうでしょう。

カバンはどこに置いていますか? 上着は? テレビのリモコンはソファーの上に置きっぱなしですか?

さらに、これがまだ幼稚園児のお子さんを迎え入れる時だったらどうでしょう?

外で遊んできて少し土がついて埃っぽくなった上着を脱衣所で脱がして、そのあとお子様のカバンはどこへ置きに行かせるのでしょうか。

こうしたことを部屋の間取り図を簡単に書きながら、客観的に検証してみましょう。

そうすると、不思議と物を置くべき場所や収納方法が決まってきます。

収納方法や収納場所を動線によって決めると忘れ物が少なくなる

外出するときに、持っていくべきものがさまざまな場所に点々としていると、洋服に合わせてカバンを選んでいる女性の方はとくに、朝の動線が頻繁な往来となります。すると、必然的に家の中を動き回る必要が出てきます。

外出の際に持っていくものを家中から集めて動く、まるで果物の収穫のような動きだと「取り忘れ」のリスクが高まります。

スーパーへ買い物に行って本当は「ひき肉」を買うはずだったのに、ひき肉以外に必要なものを買って帰ってきてしまった経験はありませんでしょうか。

そもそも、人間は行動しているときに、2つの作業を同時に行うことが苦手だと言われています。家のどこに何が置いてあるのかを思い出しながら、時間を気にしてカバンに欲しいものを詰め込んでいく作業は、忘れ物のリスクがより高まってしまうわけです。

大掃除を機に汚さない習慣を作りましょう

身も蓋もない話なのですが、「大」掃除をしなくても良い生活習慣を作ることはとても大切です。

たとえば、遺品整理を行う際にリサイクルとなった家電や家具がとてもたくさん私たちの遺品整理社には引き上げられます。

倉庫は常に管理が行き届いた状態になっていない、たとえば合同供養するためのもの、リサイクルに出すものや廃棄処分しなくてはならない鉄ゴミなどといったものを一緒にしてしまっていては、リサイクルに持っていくための物品を、また探し出すという手間が発生します。

こうした手間は、仕事の効率を下げるだけでなく、スタッフの士気も低下してしまうのです。

「あるはずの靴下やピアスを探す」というムダな時間が、1日に5分あったとしましょう。そうすると、1年には、そのムダな時間は365×5=1,825分≒30時間にもなります。驚きますよね。

その裏を返せば、毎日5分の掃除を徹底することで、30時間分の労力になるとも言えます。

たとえば、トイレ掃除や掃除機がけを習慣にまで落とし込んでみると、就寝前の「歯磨き」のように、やらないと「気持ち悪い」という状況を自ら作ることができます。

こうした習慣は、とても大事なことではないかと思っています。

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まとめ

男性であれば一度は目にしたことのある「一歩前へ」という表現。男性トイレの小便器の前によく書かれていますよね。

一歩前へ進んで用を足すことによって掃除の負担が減るため、綺麗な状態が保たれやすくなり、コストの削減へとつながるために考案されたものですが、なんと発祥はトヨタ自動車なんだそうです。90年代後半から大きく広がるトヨタ自動車の「カイゼン(kaizen)」の考え方がこんなところにも反映されているのですね。

文字通り世界を代表する企業であるトヨタ自動車を、毎日の徹底した努力の賜物が支えているということなのでしょうか。

今年の大掃除を機に、2つのポイントをマスターして毎日気持ちよく生活できる環境をぜひ整えてみませんか。

横浜ベスト遺品整理社では、ハウスクリーニングも承っております。お気軽にご相談ください。

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