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大掃除の3つの裏技:油汚れや水垢に大活躍の市販品とは?

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年末の大掃除、プロに汚れを簡単に落とす裏ワザを聞いてみました!


毎年、12月になると恒例行事である大掃除
主婦は自分の家だけでなく、ご主人の実家でもお手伝いをしたりと忙しい季節がやってきますよね。
皆さんは大掃除はどこから始めますか?

今年の汚れを今年のうちに落とすために、主婦の意見で多かったお掃除が楽になる方法をハウスクリーニングのプロに聞いてみました!

お風呂の天敵、カビを落とす方法は〇〇を使う!


お風呂掃除と言えばカビ落とし
タイルの隙間、パッキンに発生した黒カビは根気よく漂白しないとなかなか落ちませんよね。
我が家ではカビキラーを吹き付けて、しばらくしてから洗い落としているのですが、完全には落とし切れずに塩素の臭いでお掃除した気分で誤魔化しております・・・
しかし、カビキラーを散布するだけでは効果が薄いってご存知でしたか?
市販で販売されている塩素系の洗剤は安全に使用できるように薄めたものなので、落とすまでに最大で半日以上もの時間が必要なんです!

プロは一体、どんな洗剤でどのようにお掃除しているのでしょうか。

お風呂のカビ落としはラップでパック!

ハウスクリーニングのベテランスタッフにお風呂のカビを落とす方法を聞いてみました。
そして、次亜塩素酸ナトリウムとラップで漂白することが判明!

そもそも、次亜塩素酸ナトリウムって一体なんでしょうか?
次亜塩素酸ナトリウムは、カビキラーの原液のようなもので濃度が高い分、換気したり取り扱いに注意しないと最悪失明する恐れのある危険な薬品
ネットでも原液は購入できるのですが、取り扱いには厳重な注意が必要です。
濃度が高いメリットは早く落ちるということで、ハウスクリーニングのプロは時間との勝負なので時短のために強力な洗剤を使っているんですね。

しかし、家庭用の洗剤でも次亜塩素酸ナトリウムは含まれており、その洗剤こそカビキラーなんです。
でも、カビキラーだと我が家でも使っていますが落ちない時もあって困っていたのですが、そこでラップが登場!
カビキラーの上に貼るだけで密着して洗剤が染み込んでカビも落とせるんです!

気になるカビの落とし方について、プロからこっそり聞いてみました!

  1. 完全に乾いている状態からカビキラーをたっぷり散布する。
  2. 洗剤で濡らした壁の上にラップをかける
  3. 目安6時間ほど放置する
  4. ラップをめくって、落ちているかどうかを確認する。
  5. 落ちていなかったらもう1回繰り返す。
  6. 落ちていたらラップを全部剥がして水で洗い落とす

カビは空気に当たっていると死滅せずに残りやすくなります
ラップでは空気を断つことでカビ菌を死滅させられます!
カビ落としは時間がかかるので、お風呂掃除は最初に始めることをオススメします!

なお、カビキラーも塩素なので目に入らないように注意することと、必ずゴム手袋を装着して肌荒れを予防することを忘れないようにしましょう。

シンクの水あかは激落ちくんと〇〇でスッキリ!


シンクの水あかはお風呂のカビに匹敵するくらいの難敵です。
最初はピカピカだったシンクも使っているうちに白く汚れてしまいます。
水垢は食器洗剤の泡が固まったアルカリ性の汚れなので、水洗いだけでは落ちなくなります。

水あかを落とす方法で有名なのは激落ちくんで有名なメラミンスポンジで、こすり落とす方法です。

プロも汚れが酷い時は研磨剤を使って、ピカピカに仕上げることもあるそうで、メラミンスポンジで磨くのも有効な方法です。
ですが、激落ちくんと水だけでは水あかが落とし切れずに時間差で浮いてきてしまうことも!
そこで、オススメしたい裏ワザが粉末クエン酸と歯磨き粉を使う方法です!

クエン酸と歯磨き粉のコンボで水垢を撃退しよう!

  1. 水で濡らしたメラミンスポンジにクエン酸を付けて、水垢が出る場所をこすります。
  2. 歯磨き粉を2.5cm程度出して、水垢が出る部分に塗ります。
  3. メラミンスポンジで円を描くようにくるくると回しながらこすります。
  4. 最後に水で同じように擦りながら、歯磨粉がしっかり落ちるまで繰り返します。
  5. 洗剤がしっかり落ちたらキッチンペーパーやティッシュなどで水気をしっかり拭き取ります。

水あかはアルカリ性の汚れなので、クエン酸で中和させて落としやすくします。
その後、研磨剤が含まれている歯磨き粉でこすることで汚れもしっかり落ちるのです!
メラミンスポンジで落ちない場合は歯ブラシで擦るのも良いですが、擦りすぎて傷にならないように注意が必要です

マジックリンで大丈夫!コンロの汚れは裏ワザで落とそう


コンロ周りの油汚れは酸性の汚れです。
つまり、アルカリ性の洗剤で落ちるのでネットでも『重曹』が多く紹介されていますが、実は中性洗剤であるマジックリンでも効果はあるんです!
お家にある中性洗剤で簡単に落ちる裏ワザをご紹介します!

ギトギト油汚れを中性洗剤で簡単に落とす方法

◆ごとくを洗う方法

  1. 深底の鍋を用意して、半分の水を入れる。
  2. マジックリンを大さじ1杯〜2杯入れる。
  3. ごとくを鍋の中に入れて、弱火で沸騰しないように加熱する

◆ガスコンロの汚れを落とす方法

  1. マジックリンの泡を全体的に散布する(油汚れが酷いところは重点的に散布する)
  2. 汚れている箇所にドライヤーの熱風を上から当てる
  3. 熱で油が浮き出るので、乾いた雑巾で拭く

油汚れは洗剤だけでなく『熱』に弱い特性があります。
強い洗剤を使うわけではないので、コンロが変質する危険性も減らせますので、油汚れには熱を加えてみてください。
ただし、沸騰させたお湯に入れるなどの急激な温度変化や、過度な加熱は変形の恐れがあるので、まずは手で触れる温度でお試しください。

トイレの黒ずみを99%落とす方法もご紹介!


前回、プロからトイレの黒ずみを落とす方法について当サイトの記事にてご紹介いたしました。
トイレ掃除をする際にはぜひご参考ください。

プロ直伝! トイレの黒ずみが家庭用洗剤で99%落ちる方法

裏ワザのまとめ+大掃除にあると便利なグッズ3選

  • お風呂のカビ落としにはカビキラー+ラップで放置する
  • シンクの水あかは激落ちくん+クエン酸+歯磨き粉を使う
  • コンロの油汚れはドライヤーで熱を加えて落とす

簡単な汚れの落とし方として、3つの裏ワザをご紹介しました。
さらに、お掃除のプロに聞いた大掃除の時に用意しておきたい便利なグッズを3つご紹介いたしますので、大掃除前にぜひご参考ください。

◆プロ推奨!大掃除に用意しておくと便利な道具

網戸ワイパー
ジョンソンから発売されているスクラビングバブルの網戸ワイパー。
網戸を外して洗う手間を削減できる優れもの。
家庭で使うにはこれ1本でも十分綺麗になりますので、網戸ワイパーはオススメです。

歯ブラシ(かため)
お掃除の万能選手、歯ブラシ。
コンロのごとくやお風呂の排水溝、追い炊きポンプのカバーや窓のサッシなど、細かい場所をお掃除する時には是非とも活用したいアイテムです。
ちなみに、プロであり主婦でもあるスタッフにどんな歯ブラシが良いか聞いてみると
「使い捨てて良い歯ブラシで、硬めのブラシが一番掃除しやすい」
とのこと。
大掃除するなら歯ブラシは用意しておくと良いですね。

竹串とティッシュ
家族で一緒に大掃除する時に用意しておきたい竹串とティッシュのセット。
リモコンボタンのスキマや窓のサッシ、フローリングの木目など、細く汚れが残りやすい場所に使えるアイテムです。
大掃除にやることがなくて持て余しているご主人や、お子様と一緒に家族全員で細かい部分の掃除をお願いすると、掃除が終わった後の気持ち良さが家族全員で味わえるかもしれません。

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