横浜ベスト遺品整理社

耐火金庫の処分や開錠に必要な費用の相場と処分方法

ダイヤル式金庫を開けている様子

お家のお片づけの場面で、金庫の取り扱いにお困りの場合があるかと思います。

とりわけ、遺品整理の場面では金庫がご遺品に含まれている場合、開錠するケースや、処分が高額となるケースが存在します。

今回は金庫の処分についてお知らせします。

なお、当記事内での「金庫」とは、手提げ金庫などのような小型のものではなく、一般家庭用の耐火金庫のことを指します。

金庫の耐用年数は20年

設立から50年以上の歴史を誇る金庫の業界団体「日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会(日セフ連)」のHPには、「金庫の耐用年数」という項目があり、以下のように明記されています

半永久的に使えると思われがちな金庫ですが、金庫には耐火性能の有効対応年数があります日セフ連では、金庫の有効対応年数の基準を製造後約20年と定めました。

日セフ連「金庫の耐用年数(原文ママ)

HPによると、主に耐火材の経年変化により、製造後20年で2割ほど性能が低下するとのこと。

耐火性能に加えて、未曾有の豪雨などの災害に見舞われる昨今の日本では、水害に強い金庫なども発売されているようです。

しかし、金庫の安全性と処分料金は、ほぼトレードオフの関係です。

すなわち、安全性が高い金庫は、重量や耐火性能が十分なため、処分費用も高くなる場合が多いようです。

以上のことから、概ね20年という耐用年数を考えると、遺品整理の場面では処分するケースが多くなりがちです。

当然、金庫の中身が重要。鍵のない金庫を開けるには?

当たり前ですが、金庫を処分する時には、金庫の中身は別で保管されて然るべきです。

そのため、金庫に保管されていた土地の権利書や有価証券など、中身が極めて重要になってきます。

特に遺品整理の場合には、鍵が見つからず開錠も依頼しなくてはいけなくなる場合があります。

金庫を開錠するためには、金庫の専門業者に依頼しなくてはなりません。

金庫には、ダイヤル・シリンダー・マルチロック・ICカード・指紋認証・テンキーなど様々な開錠方法があります。

鍵の紛失以外にも番号を忘れてしまったり、開け方がわからない、電池切れなど、ケースは様々です。

経験上、開けることのできない金庫を開ける場合に必要な費用の相場は、1万円〜数万円程度です。

具体的にはダイヤル式で15,000円前後、テンキーのタイプは2万円〜4万円前後が一般的でしょう。

ただし、大型の場合や金庫の保管状況などによって値段が前後します。

作業時間は概ね1台に対して30分〜1時間程度が一般的です。

最近は、鍵開けに成功した場合のみ代金を支払う成功報酬型の業者も存在しているようです。

なお、私たち横浜ベスト遺品整理社でも、ご案内が可能です。

開錠と解錠の違い

ところで「開錠」と「解錠」の違いについてですが、大きく意味が異なります。

多くの場合、鍵開けは「開錠」を指すのが一般的です。

金庫の具体的な処分方法

金庫の処分方法は、多くのパターンが考えられます。

主に以下の6パターンに集約できるでしょう。

金庫は“燃えないゴミ”でも“粗大ゴミ”でもない

金庫の具体的な処分方法をお伝えする前に、前提の知識として重要なポイントは、耐火金庫のような大型の金庫は粗大ゴミで回収してもらうことはできないという点です。

例えば、横浜市資源循環局HPの「ごみと資源物の出し方一覧表」によると、耐火金庫の処分方法(出し方)は「販売店へ相談」とされており、回収できないことがわかります。

さらに、川崎市HPにも「処理困難物」として金庫が明記されており、購入店に引き取りを依頼と明記されています。

なお、遺品整理の現場で出てきた金庫は、購入店がすでにわからなくなってしまっているケースが多く、私たちが回収を行って適切に処理を行っています。

粗大ゴミとして耐火金庫を出すことができない理由は、金庫の性能を担保するために利用された素材にあります。

金庫の中には、気泡が入ったコンクリートで覆われ、合金やプラスチックなど様々な特殊素材が使用されています。

※一部の金庫について回収可能な自治体もあるようですので、お住いの自治体にお問い合わせください。例:相模原市「ゴミと資源の出し方:耐火金庫」)

そのため、一般的な粗大ゴミとして認めていない自治体が多いのです。

金庫の処分費用の算出と相場について

金庫の処分費用は、運搬方法と重量がポイントとなり、重量と運び方で決まると言って良いでしょう。

まず、重量についてですが、家庭用の金庫処分費用の相場は1キログラム当たり100〜300円、業務用の場合はその大きさなどによって大きく異なり、0.5トンなどの重さの金庫は十数万円のケースも存在します。

次に、搬出・運搬についてです。

大型で重い金庫を運搬するのは難しいのは容易に想像できます。

加えて、ネックとなるのが、盗難防止の観点から家屋の入り組んだ場所に組み込まれている場合です。

このようなケースでは、入り組んだ場所から取り外して、重い金庫を搬出する必要があるため、コストが発生します。

作業員が2人で運び出す一般的な家庭用金庫で50キログラム程度の場合、1キログラム当たりの相場と手数料などを含めて15,000〜20,000円程度を目安として、搬出方法などによって増減すると考えるのが妥当でしょう。

以上の点を踏まえて、具体的な処分方法を見ていきます。

日セフ連や金庫の購入店に金庫の引き取りを依頼する

まず、自治体でも案内される購入店の引き取りについてです。

金庫を購入した店舗が判明していて、現在も営業を行っている場合には、引き取りが可能かどうか問い合わせを行ってみましょう。

家電製品と同じように、購入店舗に持ち込むことで無料の引き取りができる可能性があります。

ただし、新しく購入する場合の下取りが前提となる場合や、状態等によって、引取りの費用が発生することもありますので、注意が必要です。

加えて、先にご紹介した日セフ連「金庫の廃棄相談室」に金庫の廃棄について問い合わせを行うことができます。東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県の各協同組合に連絡することで依頼を受けていただける可能性があります。

金庫専門(開錠)の業者へ依頼する

先にご紹介した金庫専門の業者へ依頼する方法もあります。

金庫専門の業者に依頼することで、開錠とともに、中身を取り出し、必要なくなった金庫の引き取りをお願いできるのがメリットでしょう。

例えば、ご自身でお部屋のお片づけを行っている中、金庫が必要なくなったというような場合、最も手軽な方法と言えます。

ただし、売却や無料下取りに比べてまとまった費用が必要なケースもあります。

数千円から処分ができると謳っていても状況によって値段が変動する可能性があるため、事前に見積もりや問い合わせを行うことをオススメします。

買取専門の業者に依頼する

条件はあるものの、金庫を買取に出すことも可能です。

ただし、条件は比較的厳しいものになります。

一般的な金庫の買取条件は、金庫が購入後2〜3年未満と新しく、鍵・暗証番号などが分かって解錠でき、壊れていない場合のみ、買取を行うことができるとお考えになると良いでしょう。

指紋認証などの機能が付加価値となる場合もあります。

買取専門の業者に買取を依頼する場合には、出張買取に対応している業者に依頼されることを強くお勧めいたします。

近くのリサイクルショップに金庫を載せた車で向かったとしても、買取できない場合には、持ち帰らなければなりません。これは本当に時間の無駄であり、苦痛です。

なお、金庫を買取に依頼する場合には、最低限金庫の大きさを把握しておきましょう(高さ・幅・奥行き)

不用品回収業者に依頼する

買取対象ではない金庫の場合は、不用品回収業者に依頼することができます。

先にお伝えした通り、特殊な素材が利用されている金庫は産業廃棄物扱いとなるからです。

そのため、不用品回収業者に依頼して処分を行うことが可能です。

値段は業者によって様々ですが、1万円〜数万円程度での回収となるケースが多いようです。

なお運搬コストや処分コストがかかるため「金庫を無料回収できる」ことは殆どありません。事前に見積もりや相談を行って納得の上、安心して作業を依頼しましょう。

オークションで売却する

オークションで売却する方法はお勧めできません。

なぜなら、落札された金庫を運搬するために多くのコストが必要だからです。

例えば、ヤマト運輸の宅急便の最大重量は25キログラムまでとされています。これ以上の大きさのものはヤマト便と呼ばれる、総重量と届け先によって料金が決まる別のサービスが用意されていますが、40キログラムの耐火金庫を運搬するためには、3,000円〜7,000円程度のコストが必要となってきます。

ジモティーのような無料で譲るような形式のものであれば、受取場所などを調整の上で、マイカーで運搬し、渡すことも可能ではありますが、金庫という品物の性質上、正しく保管でき、正しく利用できることが最も重要です。

トラブルを避けるため、専門家に依頼するのが得策だと言えるでしょう。

まとめ

ここまで、あまり着目されることの少ない耐火金庫の開錠や処分についてお知らせしてきました。

耐火金庫の処分や開錠でお困りの方の一助となれば幸いです。

なお、お家のお片づけや遺品整理など、業者に依頼の上で片付け作業をしているときに出てきた金庫は、遺品整理業者で回収の対応をしていただけるケースが多いでしょう。

当社、横浜ベスト遺品整理社でも金庫について処分だけではなく、開錠についてもご案内することが可能です。

最後に「遺品整理で残しておくものリスト」でもお伝えしましたが、日頃から鍵がどのようなところに保管されているかなど管理しておくことで、遺品整理だけではなく、大掃除や模様替え、お引越しの際に、探す時間を大幅に節約することが可能です。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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