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遺品整理にかかる費用内訳と料金交渉可能なポイントについて

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遺品整理にかかる費用で変動する要因になるもの

遺品整理にかかる費用は、各専門業者のホームページを見てもバラつきがあります。
たとえばワンルームの場合でも2万円~10万円と大きく幅を持って記載されています。

この幅の要因は一体何なのでしょう?
費用には3つのポイントがあります。
その1:物量
その2:状態
その3:状況
大きく分けるとこの3点が費用に関わってきます。

その1の「物量」は、同じワンルームでも故人の生活スタイルにより持ち物の量が変わってくるためです。

積み上げた書籍

例えば書籍や雑誌を部屋中に積み上げている方。
ファッションが好きで大量の洋服類をお持ちの方。
冷蔵庫を複数台所有して食品用とそれ以外に分けている方。

シンプルな部屋

それとは逆に非常にシンプルな生活が好きで、持ち物が非常に少ないミニマリストと呼ばれる方。

実際にこうしたケースがあります。
これを一律に5万円、とはいえないわけです。

その2の「状態」は、同じ物量でも部屋の中がキチンと整理されているかという点です。
書籍や雑誌、新聞紙が大量にあって散乱していれば作業に支障をきたします。さらにコンビニの袋やプラスチック容器なども散乱していれば、より時間を取られることになります。
洋服にしても同じことです。
作業員の手間や時間がどれだけ掛かるかが費用に影響してきます。

その3の「状況」は、同じ状態でも部屋が1階でトラックが横付けできれば作業も短時間でおこなえます。ところが5階で階段しかなく、しかもトラックまで距離がある場合などは作業員を増やさなければならない場合があります。これも費用に影響してきます。

遺品整理の費用の内訳は、この3点が大きな要素を占めているのです。

費用はこのほかの変動要因もあります。
現地での見積もりのときと内容が変わった場合は料金も変わる場合があります。
物量の増減や状態、状況の変化などがあった場合です。

例えば冷蔵庫や食器棚など大型のものが減っていれば料金も減る場合があります。
エレベータが故障などで使えない場合は人員増加や日数延長のため増えることもあります。
また遺品を指定の場所へ運ぶ場合、場所変更や場所の増減があった場合も変動することもあります。

遺品整理でオプションとして費用がかかる点、交渉できる点

遺品整理は基本的に故人が住んでいた場所を、入居前の状態などにするため全てを運び出します。
ただし、残して置きたいものがある場合は事前の下見の時に、あらかじめ指定しておきます。これで基本の費用が決まります。

オプションはご供養の品がある場合に、どのようにおこなうかで別途費用が変わります。
合同供養か単独のご供養か、また僧侶に現地まで足を運んで現地でご供養していただくかによって変わってきます。

寺名なし

なかでは合同供養が最も安価になります。場所や量などにもよりますが、お仏壇とダンボール一箱程度で2万円前後が多いようです。
どのようなご供養を希望するかは遺品整理士と相談しながら決めるのが良いでしょう。

そのほかには形見の配送や、庭木の伐採などもオプション扱いになる場合があります。

交渉できる点は、物量や状態、状況を作業日までに自分達でどのくらい改善できるかによって変わります。
例えば、食品類は全て処分しておく、書籍は全て運び出しておく、タンスや引き出しの中はカラにしておく、などを現地見積もりの時に相談すればその分を考慮して費用を抑えることができるでしょう。

ただし、こうした作業も慣れていないと意外と大変です。無理をすると腰を痛めるなどケガにつながりますので慎重に判断しましょう。
もし、約束したことができなかったら料金も変わることがあるかもしれません。
さらに物量によって運搬車の大きさや台数も変わってくるため、当日に作業を完了できなくなる場合もあります。

費用を抑えるためにしようとしたことで、逆に費用がかさんだり体を壊しては何にもなりません。くれぐれも無理なさらぬようにお願いします。

遺品整理の費用内訳についてまとめると

費用は3つのポイントが大きく関わってきます。

  • 物量
  • 状態
  • 状況

この3点が費用の内訳の多くを占めています。
中でもコントロールできる可能性があるのは「物量」です。自分達で少しでも減らしておけば費用も抑えられるはずです。

また遺品のご供養は必ずしなければならない、という訳ではありません。
遺品整理士にご相談ください。

こうしたこともご考慮の上、無理をなさらないようにしてくださいね。

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